花と緑の相談

CONSULTATION

観葉植物の植え替え

昨年の暮れから、室内植物として大切に管理してきた植物たちも、約5ヶ月ぶりに寒さから開放され、これからが観葉植物の生育が旺盛に行われる時期になります。

外気と日光

  • 5~6月の観葉植物の重要な管理作業としては、戸外への育成場所の移動と植え替え作業です。
  • 戸外で管理する場合に、まず第一に注意することは、急に長時間強い日光に当てないことです。
  • 生育が活発になる時期ですので、水はタップリと、肥料は計画的に施します。

主な観葉植物の用土配合の目安

※この表組みは横スクロールしてご覧いただけます。

植物名 赤玉土
小  中
腐葉土 桐生砂
小  中
軽石
小  中
ピートモス パーライト バーミキュライト
ベンジャミン 3 4 3
アロエ 2 4 4
クラッスラ 3 3 3 1
クリビア 3 3 2 2
ドラセナ類 3 4 3
カラテア 3 4 3
スパティフィラム 3 2 2 1 2
ネフロレピス 2 4 2 2
アジアンタム 5 2 3
コルディリネ 3 4 3
サンスベリア 3 3 2 1 1
ヤシ類 4 3 3
ソテツ 4 4 3 1
シャコバサボテン 4 2 3 1
ハイビスカス 3 4 3
シュロチク類 2 2 4 2

植え替え方法

植え替えをする株を鉢から抜いたら、新しい根を傷めないように周りの土を軽くほぐします。その際に、腐っている根などがあれば取り除いて下さい。その後、一回り大きな鉢に株を入れ、その周りに新しい用土を入れてください(用土配合の目安を参照)。

大きい株の植え替え

これ以上鉢を大きくしたくない場合、土をほぐして古い根を3分の1程度切り詰めてから、元の鉢に植え替えましょう(鉢を大きくしても支障がない場合は、一回り大きめの鉢を使用してください。)。自生地の自然環境が高温多湿なところですから、育てるときも出来る限り温度・湿度を高く保つように工夫してください。また、通風も健全な生育には大切な要素です。

植え替え後の管理

植え替え後、鉢底の穴から流れ出るほどたっぷりと潅水し、風当たりが少なく明るい日陰で一ヶ月ほど管理し、その後、それぞれの植物に適した場所で管理しましょう。植え替えから一ヶ月経過すれば、施肥を開始しても大丈夫です。その際には、緩効性の有機質肥料を施してください。