5日:(芒種・ぼうしゅ)
21日(夏至・げし)
枝葉がふえて株元に日陰ができるため、下枝や下葉の日照不足や風通しが悪くなることも。これから開花する木を除き、適度な剪定をして梅雨に備えましょう。生垣は枝の伸びが短いうちに浅い刈り込みをして、刈込回数をふやすと小枝が多く出てきれいに維持できます。
落葉果樹は、昨年からの養分を使い切る時期です。養分供給が不安定になり、生理落果が起きやすいので、その後で「仕上げ摘果」を行います。ウメ、アンズ、スモモなど(カキを除く)は収穫期を迎えます。降雨後の果実は劣化しやすいので、収穫適期を逃さないようにしましょう。
冬から春に咲いたビオラなどが残っている花壇は、早めに夏~秋の花に植替えます。夏の花壇苗は生育が旺盛なので、冬よりも株間を広くとっておきましょう。大株の多年草や、ハーブ類は、梅雨の過湿で蒸れることがあります。雨のシーズン前に切り戻しや間引きをしておきましょう。
6月上旬はよく晴れて日差しも強いのですが、梅雨に入ると日照が減り過湿になりがちです。根腐れ防止のため、屋外では軒下に置くか、雨よけを設置します。さらに、夏の強光や西日をさけられるよう遮光ネットを準備しておくと、急な梅雨明けも安心です。
ほとんどの洋ランが生育期を迎えています。水やりは、用土の表面が乾くたびにたっぷりと。「ぬれて乾いて」の繰り返しを心がけます。そのため、梅雨の長雨にあてるのは避けた方が無難です。